北海道合宿③ 支笏湖外輪 樽前山(2018年7月17日)

地図を広げて反省会です?

最終の夜は占冠にある湯の沢温泉「森の四季」へ宿泊をしました。北海道合宿、最初で最後の布団です。合宿の思い出話などを肴に反省会&打上げの楽しい宴をしました。翌朝は、朝食をたっぷり食べ、苫小牧までドライブ&グルメツアーに出発しました。ドライブ中、美味しくランチをいただくために、少しお腹を減らそう案が急浮上。苫小牧にある手頃にハイキングを楽しめそうな「樽前山」へ行くことにしました。

支笏湖はどこ???

 

占冠を出発した時は、晴天だったのですが、樽前山へ近づくに連れて曇天へ変わってしまいました。登山口から10分ほどで見晴台に到着しました。ここからは、支笏湖を一望することができるそうですが残念ながら見ることはできず、真っ白でした。そのうちに森林限界を過ぎ、足元に軽石が多くなりはじめると、外輪山の東山・西山の分岐です。外輪山付近では、ガスが薄くなるタイミングでうっすらと、樽前ドームや噴煙を見ることができたような、できなかったような…。

ものすごい数の羽虫は、写真にもバッチリ写っていました。

すれ違う登山者から羽虫の話を耳にしましたが、東山の山頂は、耳にした話以上に大量の羽虫が飛び回っていました。ここでゆっくりすることはとてもできないので、少し下りた所で休憩をした後下山しました。下山中に、面白いことがおきました。先頭を歩いていた会員の後を他のグループの方々が綺麗な列を作って入り、先頭が少し横に歩くと、後の方々もピッタリ同じ様に歩きます。女生徒を引率する先生のようにみえるのです。(先頭を歩いていた会員は、この面白い列に気が付かず、北海道合宿から戻ってしばらくして、この写真を見て初めて知ったようです。)

面白いので、他の会員も続きました。

眺望はとても残念でしたが、楽しいハイキングとなり下山後、ぷらっとみなと市場で海鮮のランチをとても美味しくいただくことができて大満足です!

「森の四季」
まくら投げを忘れたのは、心残り…カナ?!

 

2018年10月 山行一覧

10月 3日~10月 5日 笠ヶ岳 ピークハント 会員1
10月 6日 磐梯山 ピークハント 会員2
10月 7日 高妻山 ピークハント 会員1
10月 7日 大滝沢 沢登り 会員3
10月 9日 平ヶ岳 ピークハント 会員1
10月12日 切込湖~刈込湖 ハイキング 会員2 他1
10月13日 赤城 黒檜山 ピークハント 会員2
10月14日 立山 縦走 会員1 他1
10月15日~16日 乾徳山 ピークハント 会員2
10月18日 日和田山 岩登り 会員1
10月18日 入笠山 ピークハント 会員3 他2
10月19日 霧ヶ峰 ハイキング 会員3 他2
10月20日 軽井沢 離山 ピークハント 会員2
10月21日 南天山 ピークハント 会員4
10月21日 清里高原 飯盛山 ピークハント 会員2 他多数
10月21日 日和田山 岩登り 会員4
10月25日 日和田山 岩登り 会員1
10月26日 金峰山(中退) ピークハント 会員3
10月27日 鍬柄山 ハイキング 会員1 他多数
10月28日 榛名 相馬山 ピークハント 会員2
10月28日 丹沢表尾根 縦走 会員2
10月28日 清八山~三ツ峠山 ピークハント 会員1 他1
10月30日 大高山~天覚山 ピークハント 会員1 他1

2018年9月 山行一覧

9月 6日 日和田山 岩登り 会員1
9月12日~16日 わさび平~鏡平~笠ヶ岳 ピークハント 会員1 他1
9月16日 三本槍岳・朝日岳 ピークハント 会員3
9月16日 蒜山三山 縦走 会員2 他2
9月17日 高川山 ピークハント 会員1 他1
9月19日 日和田山 岩登り 会員1
9月22日~24日 欅平~阿曽原温泉 会員10
9月23日 苗場山 ピークハント 会員3
9月28日 榛名天狗岳 ピークハント 会員3
9月28日 天覚山~久須見峠~多峯主山 ハイキング 会員1 他1

2018年8月 山行一覧

8月 2日 日和田山 岩登り 会員1
8月 3日~20日 スイス・アルプス ハイキング 会員2
8月 4日~ 5日 餓鬼岳 ピークハント 岩登り 会員2 他1
8月 4日~ 5日 金峰山~瑞牆山 縦走 会員1
8月11日~12日 中ノ岳~丹後山(中退) 縦走 会員1
8月12日~14日 木曾駒ヶ岳~空木岳 縦走 会員1 他1
8月12日 鳥海山 ピークハント 会員2
8月17日 日和田山 岩登り 会員1
8月19日 日和田山~物見山 ハイキング 会員1
8月19日 東黒沢&白毛門沢 沢登り 会員9
8月25日~28日 北穂高~奥穂高岳 ピークハント 会員1
8月26日 大台ケ原 ピークハント 会員7
8月29日 日和田山 岩登り 会員1
8月31日 龍穏寺の岩場 岩登り 会員1

北海道合宿② 雌阿寒岳(2018年7月16日)

夜中から明け方まで、強い雨が降っていましたが、支度を整えて出発する頃には、空も明るくなってきました。中一日、雨のため休養日があったので、足取りも軽くオンネトーから雌阿寒温泉へ下り、雌阿寒温泉からオンネトーキャンプ場までの周回コースを歩きました。
オンネトー登山口から針葉樹林帯を進み、アカエゾマツの根が出ていますがとても良く整備され歩きやすく、四合目まではとても緩やかな道で気持ちよく、六合目からは、ハイマツの樹林帯で一気に視界が開けました。が、残念ながら辺りは真っ白。九合目を過ぎ、山頂を見上げると雲が多いものの青空が広がっていました。

この青空、山頂が楽しみです!

山頂は…360℃の展望が開けている場所なのですが、残念ながら雲があって…。それでも強い風に流された雲の切れ間から見える火星に来たような眺めにとても感動しました。

地球って生きているんだぁ…

ネズミを発見後、山頂にいた方々が次々とシャッターを切り、ネズミの撮影会です。

人の気配に気が付いたのか、あっという間に見えなくなってしまいました。

山頂にあった岩の周りに巣を作っているネズミとの出会いもありました。

雲も晴れ青々としてずっと続く壮大な景色、オンネトーを見ながら歩き、途中で可愛いシマリスに出会いました。こんな風に小動物に出会える山行も心が癒やされてとてもステキです!

どこまで続いているのだろう

雌阿寒温泉の登山口付近は、温泉の川が流れ硫黄の匂い&湯の花たっぷりでした。空は、強い日差しに真っ青な空に雲、夏の空そのもの。この夏の空も北海道では、爽やかでとても気持ちが良かったです。温泉登山口の駐車場からオンネトー迄続くステキな森とオンネトー湖畔を通り、オンネトーの登山口へ戻りました。

明るくてとてもステキな森

楽しい山から戻ったら、次は温泉です。温泉へ入る前に、雨で濡れたテントを乾かすため、駐車場兼原っぱ?へテントを広げ「いざ、温泉へ!」源泉かけ流し、硫黄の香りたっぷり、澄んだ湯に湯の花たっぷりな野趣豊かな少々熱めの湯を存分に味わいました。「窓を閉めないでください」の貼紙に「源泉」感がとてもします。男湯は、林間学校へ来た学生達かと思うほどの大盛り上がりでした。

野中温泉
とても良い雰囲気ですよね!

北海道合宿① 硫黄山~羅臼岳縦走(2018年7月13~14日)

今年は会員9名で5泊6日の北海道合宿を行いました。硫黄山~羅臼岳、斜里岳、雌阿寒岳を登る計画で、まずは硫黄山~羅臼岳縦走についての報告です。

9名という大人数なのでレンタカーは2台とし、それならば硫黄山~羅臼岳縦走は2班に分かれ、それぞれ反対側の登山口から登って野営地で合流、車のキーを交換して反対側に降りる”クロス縦走”をやってみようということになりました。

硫黄山側の登山口はカムイワッカ湯の滝の奥。事前に許可をとって自家用車でバス停近くの駐車場に停め、いざ登山開始。登山口の掲示板に熊目撃情報があり、昨日もすぐこの先で見たという情報が書かれていました。こちらから登るのは4名(B班)。鈴を鳴らし歌を歌い、わいわい騒ぎながら進みます。この日は天気があまりよくなく、ガスで先のルートはよく見えませんでした。それでもオホーツク海にイルカか何かの群れがジャンプしているのが見えました。

硫黄~知円別の中間あたり。砂の急斜面が堪える。

硫黄山に向かう雪渓は割としっかりしていて崩れる心配は無さそう。一部急なところがあり、鹿も滑ったような足跡がありました。硫黄山の山頂直下はザレていて落石に注意しながら進みました。知円別岳に向かう時はすっかりガスの中で視界が悪く、砂礫で踏み跡もよくわからず、一か所、誤ってガレ場の急斜面を降りてしまったりもしました。南岳のあたりまで来ると少し視界が晴れ、北方領土の島や知床五湖などが見えてきました。日本海とオホーツク海を両手に見ることができ、知床半島にいるのだということを実感し、みんなで歓声を上げました。

エゾコザクラ

硫黄山付近からの知床半島の先端(これはA班が2日目に撮った写真。1日目にB班が通った時は何も見えませんでした)

10時間くらいかかってなんとか二ツ池野営場に到着。1.5時間ほどで岩尾別側からの5名(A班)も到着。お互いに予定よりも時間がかかりましたが、皆元気で再開(笑)を喜び合いました。二ツ池はイタロー以外にもう1パーティーがいたのみで、広々とした快適なテント泊を楽しみました。お互いが歩いてきたルートの情報を交換し、翌日も無事に降りて宇登呂のセブンイレブンでの合流を約束しました。そして車のキーも忘れず交換!

朝の二ツ池。向こう側は南岳。

二日目は朝から天気が良く、羅臼岳もよく見えました。青空に映えるシナノキンバイやエゾコザクラ、ツガザクラ、チングルマ、チシマフウロ、ヨツバシオガマ、シャクナゲ、エゾカンゾウなどなど、過去最高のお花畑を見ることができました。ところどころ現れる雪渓も気持ちが良く、冷たい雪解け水にも癒されました。(イタローメンバーはエキノコックスなんて気にしない人ばかり)

チングルマの大群落

こんどはシナノキンバイの大群落

三ツ峰から見た圧巻の羅臼岳。右手は雲海に覆われたオホーツク海。

羅臼平まで来ると大勢の登山客でにぎわっていました。ここまではほとんど人に会わず熊に怯えていたのでほっとしたような、でも隔絶された自然の中の山行が終わってしまって少し寂しいような気持ちになりました。さすが百名山です。山頂直下の岩場は渋滞するほどで、山頂も狭いので写真だけ撮って早々に退散。岩場の少し降りた所で休憩していたら、別のパーティーの女性が転倒し、頭から出血。あたりは少し騒然としました。幸い、そのパーティーの中の人たちで応急処置をして、本人も意識ははっきりとしていたので大事ではなかったようですが、目の前で事故が起こったのでかなりびっくりしました。自分たちも気を抜かずに最後まで無事故で歩こう、と気持ちを引き締めました。

羅臼の山頂直下

大沢の雪渓はまだまだ厚くしっかりしていて、こちらはステップもしっかりついているので楽に降りられました。そのあとの樹林帯の下りはあまり変化が無く、樹木で景色もそんなに見えないし、とても長く感じました。岩尾別から山頂ピストンだったら大して花も見られないし、池に写る山々や硫黄山側の火山の景観なども見れないので、やっぱり縦走して良かったなぁと思いました。

長く続く大沢の雪渓

左から硫黄山~オッカバケ岳あたり?歩いてきた稜線。

木下小屋に着いて炭酸飲料をがぶ飲みし、車を発見して一安心。A班はとっくに予定のコンビニに着いているのでは、と思っていたが我々の方が先に到着し、そのほぼ5分後くらいにA班も到着。再び再会を喜び合いました。温泉に入って夕食の時もA班B班それぞれに起こったできごとや珍事を報告しあい、大いに盛り上がりました。おかげ様で大成功のクロス縦走でした!