奥武蔵・仙元尾根~蕎麦粒山~有間尾根(2020年2月9日 前夜発)

圏央道狭山日高ICを降りて浦山大日堂のあたりで前夜泊し、翌朝6:20に出発。道路を少し戻り橋を渡って、いきなりの急登にあえぎ、鉄塔のある仙元尾根稜線に上がると雪が出てきた。そこから緩やかに樹林を行く。

仙元尾根の登り

踏み跡は尾根上にも斜面にもあり、どちらを行ってもいい。天気は良く、荷物も軽いのが嬉しい。大楢を過ぎると傾斜が急になり、雲取方面からの西風が冷たい。登り切ったらそこが仙元峠。

ぽかぽか陽光の仙元峠で一休み

蕎麦粒山の山頂は少し寒かったので富士山を眺め、写真だけ撮って降りる。そこで初めて一人の対向者あり。その方は奥多摩側を周回する予定だったが、道路崩壊のため住民以外は通行禁止でピストン行程になったとのこと。我々は秩父側の周回だから大丈夫。明るく広い尾根を快適に下って日向沢の峰。この分岐を左に下る。

有間峠は車道のヘヤピンカーブの頂点になっている。進行方向右の道路に有間山登山口がある。有間山で一休みし、小さなアップダウンを繰り返し、カヤトの中に奇岩の点在する尾根道を緩やかに下る。

有間山から鳥首峠に向かう

最後のピークからは一転、標高差80m程の急下降。固定ロープを頼りに降りる。降り切った鳥首峠からはあまりおもしろくないトラバースルートで、沢を渡る箇所は崩落していてわかりにくかった。廃墟(?)を過ぎると間もなく林道終点に出た。車に戻ったのは陽も落ちた17:40。結果的にだいぶ時間がかかってしまったが、青空の下、変化に富んだコースをゆっくりと満喫できた。