低山の紅葉も真っ盛りの11月始め、ハイキングコースとしては最難関といわれる表妙義の白雲山〜バラ尾根〜鷹戻しを縦走してきました。
登山者用駐車場から見上げた白雲山。「大の字」は葉の影で隠れちゃいました。
妙義神社へ向かう車道には猿たちが。人を恐れる様子もなく、民家の軒先の柿を食べたりしています。
最初の鎖場。まずはウォーミングアップというところでしょうか。
一般コースを離れ、上級登山道へ入ります。「キケン」の文字に気がひき締まります。
急な鎖場が始まります。足場がしっかりしているのでなるべく足で登り、腕力を温存します。
手を離せば全てを忘れた世界へ行けます。低山とはいえ、この高度感はすごい。
その後もいくつもの難所を超え、「大のぞき」に到着。ここからは浅間山が見事です。浅間山はきょうはお休みのようです。
天狗岩を超え、白雲山のピークの一つである相馬岳に到着。表妙義の最高点です。二等三角点(相馬ケ岳:1103.79m)があります。
金洞山の向こうに荒船山、さらにその向こうに八ヶ岳連峰が全山見通せます。
再び鎖場の連続を下降し、「バラ尾根」を経て「鷹戻し」へ向かいます。
腕力で一気に登れないこともないのですが、ここは安全第一を考え、ロープを出して登ります。日頃のロープワークの練習が生かされます。
鎖は設置されてはいますが、足元は谷底まで切れ落ちています。ロープをつけている安心感は絶大です。
下山を開始しますが、その後もいくつも難所が続きます。そう簡単に下山させてはくれないようです。
おなじみの第四石門です。一日中緊張の連続でしたが、ハイキングルート最難関を堪能できた一日でした。