投稿がちょっと季節外れになりましたが、3月末に雪洞訓練をやりました。今年は雪が無い!と、日本全国の山ヤは悲鳴をあげていましたが、イタローでも雪洞が掘れるだけの雪を求めて、会津駒ヶ岳に行ってきました。雪山を本格的に登っていくにあたり、緊急時に雪洞を掘ってビバークする技術や経験も必要ということで、雪洞経験者2名+未経験者6名の計8名が集まりました。
トイレのある登山口脇に駐車して林道を行くも、路面が見えているところもあり、この先、本当に雪洞を掘れるだけの雪があるか心配。林道の終点にある階段もこんなにむき出しになっています。その足元にはフキノトウが。(例年この時期のこの階段は雪に埋まっているらしいです)
それでも駒ノ小屋より手前の標高1900mあたりにくるとたっぷりの雪で、なかなか良い感じ。少し斜面になっていて雪がたまってそうで、なおかつ登山者やスキーヤーの迷惑にならないところを探し、雪洞を掘るポイントを決めました。
雪はあったものの、中の方の雪はとても硬くてなかなかスコップの歯が立たず、腰が痛くなるし、膝も濡れてきます。でもやりだすと熱くなって結構夢中になってしまいました。(会社の仕事と違ってcriativeな仕事だからでしょうかw?)頑張れば頑張るほど快適な雪洞ができるし、どうせなら美しい「家」にしたい、という思いが働くようです。
そして、完成!掘り出すこと3時間弱。8人にはちょっと狭いですが、なんとか半ドーナツ状の雪洞ができました!!
ろうそくに火を灯して雪洞内でお茶を飲みましたが、風は来ないし快適。十分な広さを作るのは大変だけど、8人で掘るとこんな立派なものができてしまうのか、仲間がいることによるパワーを改めて感じました。せっかくなので玄関にデコレーションをほどこし、みんなそれぞれに童心に返ってはしゃぎました。
素晴らしい残雪期の楽しみ方がわかったとともに、緊急ビバークすることになってもどうやって雪洞を掘るのか、ちゃんとイメージすることができるようになりました☆さぁ、あなたも雪洞が掘りたくなってきましたね(笑)??来シーズンはたくさん雪が降りますように。ちなみに天気は悪かったですが、ちゃんと会津駒ヶ岳の山頂にも行きました!ピークは大事です。