(しばらくホームページのメンテナンスをしていましたが復帰しました。メンテナンス中、訪問してくださった方にはご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。)
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ゴールデンウィークの春合宿として、会員10名で前夜発2泊3日で上高地・岳沢に行ってきました。上高地から岳沢に入り、岳沢小屋の前にベースキャンプ(BC)を張って、前穂高岳と西穂高岳をそれぞれピークハントする計画でした。
雨、雪、強風のなかなかの悪天候で、西穂高岳は取り付きまでの偵察しかできませんでしたが、前穂高岳はなんとか山頂に立つことができました!
初日は上高地~岳沢だけなので時間に余裕もあり、テントを張ってから近くの斜面で雪上歩行や滑落停止の訓練をしました。今年は雪が少なく、この日も雪が柔らかかったのでそんなに滑らなかったのですが、それでも頭が下向きで滑落した場合の訓練などは結構怖かったです。雪の状態によってはもっとスピードが出てもっと怖いのだろうと思いますが、少しでも訓練しておけば、気持ちはずいぶん楽になります。
雪の北アルプスデビューの会員から、もはや何度来たか数えきれないベテラン会員までが集まり、同じテントでご飯を食べるというのが何より楽しいです。イタローには10人が車座になってご飯を食べられるジャンボテントがあり、我が家のようにほっとします。今回はBCなので食糧もいろいろと持ち込んで、ひつまぶしやら湯葉あんかけご飯やら、普段以上に豪勢でおなかいっぱいになりました!
初日は夜から雨。翌朝はしばらくテントで停滞していたものの、雨がやんだので8時過ぎから行動開始。奥明神沢から前穂を目指して登ります。多くのパーティーはテントで停滞しているようで、登っていたのはイタローパーティーと単独行の方のみでした。
2日目の夜は雪。3日目の朝も雪が舞っていて、雪崩も心配だったので西穂高沢の取り付きの偵察に留めることにしました。
スケッチが得意な会員は、岳沢からの霞沢岳などの景色をスケッチしていました。写真をパチパチ撮っているよりもじっくりと景色を見つけめているだけあって、鳥の形の雪型を発見していました。山にはいろいろな楽しみ方がありますね。
今回は強風でテントポールが折れるというハプニングがあったものの、応急処置の仕方を学び、これも良い経験になりました。
上高地に降りてくると観光客でいっぱい。大きなザックを背負っているのがなんだか不思議になりますね(笑)天候に恵まれたとは言えませんが、それでもピークを一つ踏めたことで、雪山初級者の会員にとって、大きな自信になりました!