イタローには山スキーをやる人もいます。最近はバックカントリースキーと言うのでしょうか。スキーができると山の楽しみ方も広がりますね!以下は会員の山行報告からの抜粋です。
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今年は、山スキー用品を買った会員がいたため、積極的に山スキーに出かけようということで、とにかくまずは基本の根子岳に行ってみようということになった。1日目は峰の原スキー場で、スキー練習も兼ねて遊び、2日目に山スキーで下る計画で、峰の原のペンション泊まりというリッチな計画。
峰の原スキー場で半日遊ぶ。1人の会員は今シーズン生まれて初めてスキーを履いたのだが、今回が2回目。初心者を何度も教えたことがある会員がスキーの基本を教えるが、なかなかそうすぐには進歩しない。
泊まったペンション「きのこ」は何から何までキノコづくしの宿で、さまざまな調度品や飾りがすべてキノコなのだった。犬を飼ってるのだが、犬の飾りもいろいろ手作りしていてなかなか楽しい宿だった。
2日目。前日に車1台を下山地点の菅平牧場にデポしておいたので、この朝は宿を出てすぐに登り始める。天気は曇り、あまり良くない。根子岳は、山スキーのフィールドと言っても、ゲレンデみたいに整備が進んでいる。キャット(雪上車)が運行しており、一般スキー客を運んでいるのだ。シール歩行でゆっくり登っていると、早くもキャットが上がってくるのだった。
間もなく、中腹の避難小屋に到着。避難所としては十分使える感じ。そこからピークに向かうとキャットで登ってきたのとも違う怪しい集団に出会った。なんと、服を着たわんわん達が、彼らと一緒に根子岳の頂上をきわめている。ネットで知り合った犬の愛好家たちの集いなんだそうだ。
さて、いよいよ滑降に入る。下るのはキャットの来ない菅平牧場への尾根コースだ。3人が滑り、スキー初心者の会員1名はスノーシューで降りる。天気は軽い吹雪も混じるようになってきたが、まずまず快適にワイルド空間を楽しむ。ラストは広大な菅平牧場に滑り込んでいった。