今年のイタロー夏合宿として、前夜発2泊3日で高瀬ダム~烏帽子岳~船窪岳~七倉岳~七倉ダムの周回コースを歩いてきました。
初日は七倉山荘駐車場からタクシーで高瀬ダムまで。巨大なロックフィルダムの九十九折の道にテンションが高まります。高瀬ダムからブナ立尾根の登り口のところに水場(というか沢)があるので、たっぷり汲みました。烏帽子小屋で水は買えるものの、基本的には翌日の船窪の幕営地まで水場は無いのがこのコースの辛いところ。さらに、ブナ立尾根は北アルプス三大急登の一つとのことで、気合いを入れて行きます。
この日は烏帽子小屋までなので距離は短いものの、くんだ水の重みもあってなかなかペースが上がらず。なんとか烏帽子小屋のテント地に二張り分を確保し、ビールを買って乾杯!メンバーの一人はビールを保冷剤と一緒に荷揚げしてきていてびっくり。それは重いわけです(笑)稜線まで来ると高山植物もたくさん咲いていて、小屋の前には白いコマクサも咲いていました。
夜は雨に降られましたが朝はやんで霧になっていました。コマクサの群生地を脇に見ながら烏帽子岳に向かいます。
烏帽子岳のすぐ北側は四十八池という池塘がたくさんある場所で、露に濡れた花たちが迎えてくれました。
南沢岳~不動岳の途中で雨に降られ、景色はまったく望めませんでしたが代わりに足元の花に励まされました。
不動岳から先は両側が切れ落ちているところや、はしごやロープがある場所も多く、スリリングで長い道のりでした。
船窪小屋の幕営地は烏帽子小屋よりもさらに狭かったものの、この日もなんとかテントを張ることができました。船窪小屋の幕営地とはいえ、小屋まで片道20分かかるので受付は翌日にすることとして、とりあえず水を確保。しかしここの水場もかなり険しいところを降りなければならず、暗くなっていたら危ないところでした。。。
翌朝起きると快晴!昨日がんばって登ってきて良かった、と心底思いました。
あとは下るだけ!と思いきや、七倉への道もなかなか急で、膝に優しくない道でした。
夏の北アルプスの中ではかなりつらいコースだった気がしますが、合宿らしく、暑い中たくさん汗をかいてよく歩きました!お疲れ様でした。