会員16名で巻機山集中山行を行いました。10名が米子沢から、6名が井戸尾根から登り、巻機山の避難小屋前の幕営地に集まる山行です。
前夜は登山口駐車場に泊まり、朝7時に沢チームと井戸尾根チームそれぞれ出発。
井戸尾根チームがテント4張やガスなど共同装備の多くを担いで登ったので、なかなか大変でしたが、時間はあったのでゆっくり進みます。ブナの木々がきれいに色づいている中、初秋の風が吹いてきて気持ちが良かったです。
無事に避難小屋前についてテントを張って、沢チームを待ちます。時間があったので、先に山頂に行く人、スケッチする人、読書する人、昼寝する人、めいめいに時間を過ごします。
17時をまわっても沢チームが来ないので、心配になってきました。携帯は当然つながらないので、沢から上がってくるパーティーに大人数パーティーを見たかと尋ねると、慎重に安全に登ってるようだから時間かかりそうでしたよ、とのこと。ケガ人がいたら先行パーティーを出して救助を呼びに来るだろうし、まぁ時間切れになってもツェルトでビバークできるから大丈夫だろう、と理解してこの日は先に寝ることにしました。
すると、21時をまわったころに沢チームが到着!大慌てでお湯をわかし、ねぎらいました。みんな疲れてはいたものの、とにかく無事に笑顔で上がってきてくれて本当に安心しました。(達成感や安堵感で皆ハイテンションになっていたため、周囲のテントの方に迷惑をかけてしまいました、ごめんなさい)
翌朝、山頂に行ったものの朝からガスで何も見えませんでしたが、みんなで井戸尾根をゆっくり下る時には晴れてきれいな紅葉が見られました。井戸尾根はひたすら下りだし、行きはテント4張りを6人で持っていましたが、帰りは全員で分担しているので、荷物がすっかり軽くなって楽々。色づいたブナを眺めながらたくさんおしゃべりして歩きました。
今回、全員が無事に集合山行できたという点では成功でしたが、予定よりもだいぶ時間がかかってしまったことに対しては会の中でもよく検証して、より安全な登山ができるようにしていきたいです。