越後 守門岳・大岳 雪期登山(2018年5月4~5日)

ゴールデンウイーク後半は残雪の守門岳に行ってきました。元々は2泊で守門と黒姫に行く予定でしたが、3日の天気が悪かったため、1日短縮して守門と大岳に変更しました。今回は5人が参加。

二分(にぶ)から先の車道はまだ雪に覆われていたので、二分の空きスペースに車を停めて猿倉橋まで40分ほど車道を歩き、ようやく二口(ふたくち)の登山口へ。新緑と残雪のコントラストがいかにも春らしくて、天気は曇っていたものの心は浮き浮き。

登山道にはイワウチワがたくさん咲いていました。ピンクっぽい花も。

雪の上に細かい木くずのようなものが模様を作っていました。ココアパウダーが振られたカプチーノみたい。

谷内平を過ぎたあたりで急に天気が悪化して、雨と雹が降り始めました。ちょっと様子を見ようかとも考えましたが、この日は不安定な天候だけどいずれも一時的なものという予報だったし、翌日に向けて好転することが見込まれたので、とにかく進むことにしました。

結果的にはそれが正解で、特に難儀することなく幕営予定地である大岳分岐のあたりまで来られました。この日は天気が悪かったからか、他に登ってくる人もおらず、静かな広いテント場を独占できました。

雪庇はだいぶ落ちていましたが、まだまだ雪はたっぷり。

朝日が雪の表情を変える。

夜は強風が吹いてましたが朝は少し静かになって、代りに鳥のさえずりがよく聞こえました。守門岳山頂までは約40分。山頂付近は雪が解けて木道が出ていました。これがよく滑って歩きづらいこと。。

強風のためか山頂には雪無し。360度の眺望!

強風の中を登る。雪は締まって登りやすい。雲と雪がつながってるよう。

守門岳から大岳までの間は雪が割れている部分もあったので慎重に歩きましたが、大岳から先の保久礼(ほっきゅうれ)コースは緩やかな下りで、ふもとの景色を眺めながらさくさく降りることができるとっても快適なコースでした。

テープがあんなに高い所に!あと2mくらい雪が積もってたってこと?

ところどころでカタクリ、イワカガミ、ショウジョウバカマ、キクザキイチゲ、コブシなどが咲いていて、静かな山に賑わいを添えていました。
この日はまずまずの天気だったので、3組ほど登ってくるパーティーもありました。

ブナの木立に囲まれたキビタキ避難小屋。キビタキ(?)らしき鳥の鳴き声も。

帰りは入広瀬の寿和(すわ)温泉に入って汗を流し、道の駅「ゆのたに」でおいしい越後もち豚トンカツを食べて帰りました。
標高は高くないながらも雪がたっぷりあってブナ林も美しいので、きっと残雪期がベストな山だと思いました。悪天にもめげずに行って良かったです!

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