イタローの夏合宿。今年は沢合宿になりました。
場所は百名山の甲武信岳の南面を下る笛吹川の源流域。
前夜泊で西沢渓谷入口から出発。初日は東沢を、二日目は釜ノ沢を遡行しました。
最後は甲武信岳に登頂し、二日間を締めくくりました。
何度となく渡渉を繰り返し、遡っていきます。
奥秩父らしい苔に覆われた旧登山道も歩きます。
「ホラの貝」の入口です。
山の神に挨拶と山行の安全を祈願します。
左手に「乙女の滝」(50m)が現れました。
次は前方に「東のナメ沢」(4段300m)が見えてきました。
釜ノ沢出合の少し手前でタープを張りました。今夜はここで寝ます。夕食の準備を始めます。
あらら、雨が降ってきたと思ったらみるみる濁流に。
時折降ってくる雨にも負けず、焚き火を熾します。
夕飯は煮麺と…
おいなりさんです。
もちろん、食事の後は各自運び上げたお酒で「カンパーイ!」
雨がパラついたらタープに戻って山の唄を皆で歌います。手には「イタロー歌集」が。
空に星が覗くこともありました。焚き火を囲んで酒を飲みつつ、夜は楽しくふけていくのでした。
合宿二日目。深夜に降っていた雨もあがり、釜ノ沢へ出発です。
まずは「魚留めの滝」(8m)を越えます。
これを越えると釜ノ沢名物の「千畳のナメ」が現れます。水量は多めですが、素晴しい景観です。
そして現れたのが「両門ノ滝」です。ここで集合写真を撮りました。(トップ写真)
その後は「薬研の滝」(20m)をロープを出して越え…
ゴーロ帯の後に続く急な斜面を遡行。水量が徐々に少なくなってきました。
ポンプ小屋を経て甲武信小屋の前に出ました。ここで遡行終了です。
体力のある若者達?はカラ身で甲武信岳山頂へ。まっ白で何も見えない(笑)
あとは近丸新道を下って下山しました。天候への備えや沢での生活技術など、多くを学べた密度の濃い山行でした。みんな、がんばりました!