2021年8月 山行一覧

8月1日日和田の岩場岩登り会員1、他1
8月4~5日小川山 廻り目平岩登り会員1、他3
8月5~6日鳥海山山登り会員2
8月11日日和田の岩場岩登り会員1、他1
8月20日奥武蔵 二子山山歩き会員2
8月21日日和田の岩場岩登り会員1、他1
8月27日★八ヶ岳 麦草峠~ニュウ~丸山山歩き会員2
8月28日日和田の岩場岩登り会員1、他1
8月29日筑波山山歩き会員1
山行日の★:前夜発

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安倍奥 山伏 山登り(2021年5月2日 前夜発)

図書館で『関東日帰りの山ベスト100』(実業之日本社)『関東の名山ベスト100』(JTBパブリッシング)等のガイドブックを借りてきて、これから行ってみたい山は無いかとあれこれページをめくっていたところ、この山伏(やんぶし)の案内があった。そこにあった写真は、笹原の広い頂上の目の前に南アルプスの白い山々、そして富士山が大きく輝いていた。GWの合宿がコロナ禍で中止になってしまったが、代わりとなるいい山が見つかったということで、会員3名で行ってきた。なお、安倍奥とは静岡の安倍川源流域を指し、山伏はそのエリアの最高峰である。

前日の昼過ぎに府中本町駅に集合し、中央道甲府南ICを降りた。ここから南下して安倍峠を越え梅ヶ島温泉経由で西日影沢登山者駐車場を目指したのだが、林道が安倍峠への登りにかかる手前でゲートが現れ、まさかの通行止め。道が崩壊しているとのこと。結局、中部横断道富沢ICから新清水JCTを経て新東名道静岡ICと遠回りして目的地に着いたのはもう暗くなった18時過ぎだった。河原に今年初めてのテントを張った。

登り始めてしばらくは西日影沢沿いの道。ワサビ田があるのは、それだけ水がきれいということか。コップを置いた水場が二か所。やがて沢を離れて急な山腹を登りきると蓬峠で、ここで半分といったところ。ここから先は尾根を右に左に小さく乗っ越しながらジグザグを切って登っていくので、傾斜はあるもののそんなに大変ではない。あたりは落葉樹なので展望もいい。

いつしか尾根が開けて傾斜が落ち、西日影沢分岐まで来るとそこはもう頂上台地の一角で、分岐を右へ。その先、林を抜けると一気に空が開け、笹原に敷かれた木道を緩やかに登って頂上に立った。青空の彼方に南アルプス南部の山々が白く鮮やか。これぞ眼福。

あれが赤石岳か?じゃあそこの左は聖岳だなとか、山座同定に挑戦。振り返れば富士山もどーんと大きいが、ここでの人気はイマイチで、ほかの登山者もみな、南アルプスのほうを眺め入ったりカメラを向けたりしている。のんびり長居したいところだが、草っ原に座って弁当を食べているうちに日が陰って寒くなったので、頂上を後にする。こちらの方の山は初めてだが、遠路はるばる来て良かったなと思った。帰りの中央道は大渋滞だった。

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2021年5月 山行一覧

5月1日日和田の岩場岩登り会員1、他1
5月2日北摂 三草山山歩き会員2、他2
5月3日★安倍奥 山伏山歩き会員3
5月8日日和田の岩場岩登り会員1、他1
5月8日南牧 桧沢岳の岩場岩登り会員2
5月9日秩父 秩父槍ヶ岳山歩き会員1、他3
5月10日南高尾山稜~高尾山山歩き会員2
5月10日奥武蔵 丸山山歩き会員1、他1
5月16日日和田の岩場岩登り会員1、他1
5月23日奥秩父 金峰山山歩き会員1、他1
5月23日中央沿線 九鬼山~高畑山山歩き会員2
5月23日日和田の岩場岩登り会員1、他1
5月23日佐久 男山岩登り会員1、他2
5月25~28日九州 湧蓋山、九重連山など山歩き会員2
5月26日日和田の岩場岩登り会員1、他1
5月28日奥武蔵 日和田山山歩き会員1、他1
5月28日大菩薩峠山歩き会員1、他1
5月29日飯能アルプス山歩き会員1
5月29日南牧 桧沢岳の岩場岩登り会員2
5月30日小川山 廻り目平の岩場岩登り会員1、他1
山行日の★:前夜発

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南高尾山稜~高尾山ハイキング(2021年4月10日)

このルートはイタローメンバーのYさんが前から歩きたいと思っていたようだが、タイミングよくNHKBSの「にっぽん百名山」で紹介された。静かな山歩きで7サミットを踏破するという売りだ。

このコースの登山口は、高尾山口駅から高尾山と逆方向に少し戻ると紹介されていたので国道20号を進んでみたが見当たらないので地図を確認して戻り、地元の人にも教えてもらい、川を挟んで駅前の「高尾山入口」の信号を左に曲がると草戸山への道標があった。

建物のわき道から入り、尾根上の四辻に上がった。ここからは明るい林の中を多少上ったり下ったりしながら徐々に高度を上げていく快適なハイキングがずっと続いた。樹木も草花も若葉が芽吹き、可憐な花をつけた風光る春真っ盛り。

はじめはわりと静かだったが、草戸山(364m)あたりまで行くと登山者が多くなった。山頂の展望台からは市街地がはるか遠くまで見渡せた。左下、木々の間に青く輝く城山湖を見ながら進む。三沢峠の先には立木にフクロウが、西山峠の先では倒木に竜が彫られていた。これは、前述のテレビ番組で地元の人が鋸で形作ったと紹介されていた。お見事! 

そしてこういうちょっとした広場には木のベンチやテーブルが置かれている。もう少し行くと南面の展望が開けた富士見台ベンチがあり、眼下に津久井湖、山稜やや右方向に富士山が白い頭を出していた。日本一の山。このおかげで秀麗富嶽○○など注目してもらえる恩恵を受けた山がどれほどあることか。

三沢峠から大洞山あたりまでは忠実な尾根ルートとすぐ下にトラバースルートがあり、どちらでも大差はないか。中沢山山頂(494m)には聖観音菩薩像が立っていた。金毘羅山山頂(514m)ではテーブル・ベンチの背後に、木の枝をうまく利用してザックをひっかけられるフックが設置されていた。地元の人の粋な計らいでセンスがいい。

大洞山(536m)を通過し、大垂水峠からがんばって上がった。城山カットははじめからその予定。大垂水峠からこちらに来る人は数人しかいなかった。広々とした緩やかな坂をゆっくり登ること45分で公園のような一丁平に到着。とてもにぎわっていたが、幸い一角のテーブル・ベンチが空いていた。さあ、待望のランチタイム。鶏づくし弁当と鮭のり弁だ。おいしいねえ。たまにはこういう山行もいい。

食後に展望広場に上がって見たが、やはり富士山は午後には霞隠れ。高尾山山頂(599m)に寄っていくと、こちらはまだ桜がきれいだった。人が増え、平均年齢が下がったようだ。子供たちも元気に歩いていた。さすがにみんなマスクを着けていた。下山は6号路を選ぶと、まだ新しい木の階段が長く続いたのには驚いた。その後、沢沿いの道になってゴールの高尾山口駅へ。

南高尾山稜は秋あたりにボッカ訓練などにもよさそうだ。その時は、高尾山から稲荷山コースを下ってみたい。気づけばハート型トレールを、ぜひ皆さんとごいっしょに。

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2021年4月 山行一覧

4月2日筑波南方 宝篋山山歩き会員2
4月3日中央沿線 高川山山歩き会員2
4月3日日和田の岩場岩登り会員1、他1
4月8日上野原近郊 坪山山歩き会員2
4月9日丹沢 大野山山歩き会員2
4月10日日和田の岩場岩登り会員1、他1
4月10日南高尾山稜~高尾山山歩き会員2
4月11日西上州 恩賀高山山歩き会員1、他1
4月12日栃木 大平山~岩舟山山歩き会員2
4月16日奥秩父 観音山山歩き会員1、他1
4月18日伊豆 天城山山歩き会員2、他1
4月20日中央沿線 権現山山歩き会員3
4月21日伊豆 天城山山歩き会員2
4月23日伊豆 玄岳山歩き会員2、他2
4月24日日和田の岩場岩登り会員1、他1
4月24日奥多摩 六ツ石山山歩き会員1、他1
4月26日中央沿線 鳥屋山~矢平山山歩き会員3

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2021年3月 山行一覧

3月6日日和田の岩場岩登り会員1、他1
3月6日諏訪 入笠山山歩き会員2
3月14日丹沢 ミツバ岳~権現山山歩き会員2
3月16日沼田近郊 戸神山~高王山山歩き会員2
3月27日中央沿線 九鬼山山歩き会員2
3月27日日和田の岩場岩登り会員1、他1

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2021年2月 山行一覧

2月5日奥多摩 高水三山山歩き会員1
2月6日 南牧 桧沢岳の岩場岩登り会員2、他1
2月7日北摂 中山~大峰山山歩き会員2、他2
2月7日奥武蔵 日和田山山歩き会員1、他1
2月11日中央沿線 高畑山~倉岳山山歩き会員2
2月11日奥武蔵 日和田山~ユガテ山歩き会員1
2月14日奥武蔵 武川岳~二子山山歩き会員2
2月18日奥武蔵 天覧山~多峯主山山歩き会員1、他1
2月19日秩父 般若山~釜ノ沢五峰山歩き会員1、他1
2月20日秩父 武甲山~妻坂峠山歩き会員2
2月21日日和田の岩場岩登り会員1、他1
2月21日中央沿線 高柄山山歩き会員3
2月22日中央沿線 高川山山歩き会員2
2月27日奥多摩 鷹ノ巣山山歩き会員1、他1
2月27日日和田の岩場岩登り会員1、他1

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2021年1月 山行一覧

1月15日東京近郊 景信山~高尾山山歩き会員1
1月16日奥武蔵 伊豆ヶ岳~子の権現山歩き会員2
1月30日秩父 大持山~武甲山山歩き会員1、他1
1月30日中央沿線 百蔵山山歩き会員2
1月31日鎌倉アルプス山歩き会員1
1月31日小田急沿線 権現山~弘法山山歩き会員2

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伊豆ヶ岳 歩荷トレーニング(2020年12月12日)

年末の焼岳冬合宿(※)の準備山行(歩荷トレーニング、装備点検など)として、伊豆ヶ岳に行った。冬合宿には参加しないNさんも新品の靴とパンツで加わってくれ、6名の山行となった。伊豆ヶ岳は、昨年の歩荷トレで予定を切り上げて武川岳から降りたため登り損ねた山であり、さらには遙か28年前にもイタローメンバーで歩いているが、記憶が薄れている山でもある。この日、予報以上の晴れとなり、上記の目的も達成して晩秋の山歩きを楽しむことができた。

飯能駅からの西武秩父行電車は登山者で満席となったが、東吾野で何かイベントがあるのか大勢の人が降りた。駅右手の少し傾いた階段を降り、線路下のトンネルをくぐって車道をしばらく行くと正丸峠分岐。ツアーらしき団体さんは左の山道へ、私たちはさらに車道を正丸峠方面に歩いて関東ふれあいの道に入る。すぐに右側にボルトの打たれた岩場があったが、暗い感じであまり登りたいとは思わなかった。沢沿いから最後の急坂を登ると奥村茶屋の裏から正丸峠の車道に出る。伊豆ヶ岳へは車道を渡らず茶屋の裏から左の尾根に上がる。その上で初めの一本。Tさん自作のスライス干し柿をいただいた。これはよい。

小高山、長岩峠で山座同定しながら五輪山に到着。ジャンボテントを張って点検するのに良さそうだと目星を付けていたところ。丸い広場にベンチが3台。十分過ぎるほどの広さだ。テントを確認したらたたんで銀マットを広げ、コンロのチェック。Yさんに小さいコッフェルとボンベを持ってきてもらったが、なかなかお湯が沸かず、本人が手でボンベを温めてもまだ待たされる。コンロの火力が弱いのかと思ったら、なんと!ボンベの栓を少ししか開けていなかったためだった。

合宿の共同装備分担が決まると、ジャンボテントとフライなどはそれぞれの人のザックに収まった。さらに、Sさんがみんなに持ってきてくれたおいしいりんごも収まった。ちなみに別のSさんは本番仕様とかで、曰く「シュラフとエアーマットを持ってきた」と。そういうこともあるのかと笑ってしまう。

伊豆ヶ岳山頂直下の男坂は、歩荷トレなのでもともと登る気は無かったがロープが張られ通行禁止となっていた。女坂の方も一部崩壊して新たなルートが切られていた。山頂はちょっと日本庭園のような趣があった。眼下に所沢の西武球場なども見える。周囲の景色を眺めたら、登ったルートを戻り、五輪山を通過して大蔵山から正丸峠分岐へと下る。途中で木の幹に顔を見つけ、点在する大きな岩には、かに岩、ふたご岩と名前があった。車道に出てまた駅の階段を上って終了した。

※ その後、緊急事態宣言が発出されたため、年末の焼岳冬合宿はやむなく中止とした。

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西上州・四ッ又山~鹿岳 山歩き(2020年11月15日 前夜発)

西上州の岩々した山と紅葉を楽しみに出かけた。前日15時に新座駅を出発、高速道路は空いていたが、南牧村鹿岳駐車場の看板が小さく、暗いため見落として奥に入りすぎてしまった。戻る途中で対向車の地元の人に場所を教えてもらって到着。他に車は無く、トイレの建物の横にテントを張った。トイレは掃除され、きれいにしてあった。夜中に車が一台来て、翌朝にはさらに三、四台増えていた。

朝、テントをたたんで出発。車道を15分下って滝坂・大久保登山口から沢沿いを緩やかに登るとすぐ、「私有地だが駐車許可」という看板が立つ平地があった。二人組2パーティーが追い越していく。最後の急斜面を上がると天狗峠で反対側の展望も開ける。暖かな秋晴れがうれしい。

一息入れて四ッ又山への尾根の登り始めに大天狗と書いた石像があった。以前は小天狗も並んでいたそうだ。落葉した樹間から一ノ岳、二ノ岳の二つの鋭い岩峰から成る鹿岳も姿をのぞかせた。石像のある四ッ又山P1に着き、浅間山や鹿岳の写真を撮っていると10人ほどのパーティーが上がってきた。P2から先へは標識まで少し戻って降り、ロープのあるトラバースに入る。その後小さなアップダウンを越えると四ッ又山が終了したようだ。だいぶ下ってマメガタ峠。明るく気持ちのよい広葉樹の尾根を緩やかに進み、途中の見晴台に上がると梢の邪魔なく、周囲の山々が眺められた。

そしていよいよ鹿岳一ノ岳の岩壁に突き当たる。気を引き締めてロープ沿いに鹿岳のコルに上がると、休憩している人や二ノ岳から降りてきた人で混雑していたため、先に二ノ岳に進む。取り付きは梯子から始まり、10mほどの鎖を伝って斜上する。傾斜は急ではあるが、手すりになる木もあり慎重に足を運べば問題は無い。すれ違いはどこでもできるわけではないので待ってもらったり譲ったりしながらとなる。

山頂は360度の大展望で荒船山も間近だ。夜中、駐車場で一緒だった栃木からの男性も息を切らして上がってきた。三角点の先に続く平らな岩尾根でぽかぽか陽気の下の大休止。さらに先の岩峰にいる数人が絵になる。一ノ岳にも大勢登っている。そろそろ降りようとすると、ハーネスとへルメットを付け、ロープで数珠つなぎになった女性4人をガイドらしき人が連れてきた。私たちもスワミベルトを持ってきていたが今回は使わずに済んだ。

コルに降りて順番待ちがてら休んでから一ノ岳の登りにかかる。登ってみると二ノ岳よりも容易だった。こちらの山頂には他に二、三人のみなので静かでよかった。コルからは分岐を左に下高原登山口に向けて降りる。広葉樹の明るい尾根、少し緊張する岩稜と変化のあるルートを秋晴れに恵まれ、軽い荷物で歩けたいい山行だった。

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