赤城外輪 荒山と鍋割山(2016年5月22日)

ちょっと前の山行記録ですが、以下は参加会員の山行記録からの抜粋です。

新緑の5月、晴天の日曜日。会員3名で赤城山の外輪山である荒山と鍋割山に行ってきました。
朝9時に駐車場に着くと、ほとんど残り1台、、、ギリギリでした。
登山道をのんびりと進んでいくと、突然、開けた場所に出ました。オレンジ色のツツジと、リンゴの花に似ているコナシの白い花が満開の荒山高原。どこを見てもスケッチしたくなる景色です。一枚簡単にスケッチをして荒山頂上を目指して、新緑の木々の中を歩いていく、、、、。
nabewari6時々白や赤紫のツツジもあり、その都度見入ってしまいなかなか進みませんが、時間的に余裕があるので、それぞれ写真撮影を楽しみながら、荒山頂上を目指します。途中で大きな岩の上の展望台を発見し、そこに腰掛けて隣の山を見ると、新緑の中に赤紫のツツジが見えて、テンションもマックス!
nabewari1後から掲示板でわかったのですが、この辺りのツツジは数種類あり開花時期が違うとのこと。オレンジ、赤紫、白、、。それぞれ標高の差で楽しめました!

nabewari2
頂上は広くないけど、木漏れ日を楽しみながら少し長い休憩を取りました。ザックを枕に空を見上げて、何気ない会話をしているとこの一週間のストレスがとんでいく、、、、。決して高い、厳しい山ではないけど、この気持ち良い感覚は山ならでは!
nabewari4鍋割山の頂上からもふもとの展望がよく、おそらく夜景がきれいだから、今度はここにテントを張って夜景を楽しんでもよいねと話しながら、下山しました。
nabewari3せっかくなので赤城神社と大沼にも寄ってきました。立派な赤城神社にお参りした後、社務所に寄ると、登山の安全を祈願したお守りを発見。一番可愛いピンク色を選び購入。これでこれからの登山も安心です。その後、途中の道の駅の日帰り温泉に寄り、近場の洋食店で夕飯を取り、帰宅しました。

今回は高い山ではないけど、のんびりとツツジや景色を楽しむ山行でした。様々な山ツツジはとっても美しく、可愛らしい。そして、名前もわからない花々も満開。新緑の貴重な一日を、とっても楽しみました。
nabewari5

岳沢BC 前穂高岳、西穂高岳(2016年5月3~5日)

(しばらくホームページのメンテナンスをしていましたが復帰しました。メンテナンス中、訪問してくださった方にはご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。)

——

ゴールデンウィークの春合宿として、会員10名で前夜発2泊3日で上高地・岳沢に行ってきました。上高地から岳沢に入り、岳沢小屋の前にベースキャンプ(BC)を張って、前穂高岳と西穂高岳をそれぞれピークハントする計画でした。
雨、雪、強風のなかなかの悪天候で、西穂高岳は取り付きまでの偵察しかできませんでしたが、前穂高岳はなんとか山頂に立つことができました!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

前穂高岳山頂ではしゃぐ女子3人。槍ヶ岳も見えました。

初日は上高地~岳沢だけなので時間に余裕もあり、テントを張ってから近くの斜面で雪上歩行や滑落停止の訓練をしました。今年は雪が少なく、この日も雪が柔らかかったのでそんなに滑らなかったのですが、それでも頭が下向きで滑落した場合の訓練などは結構怖かったです。雪の状態によってはもっとスピードが出てもっと怖いのだろうと思いますが、少しでも訓練しておけば、気持ちはずいぶん楽になります。

雪の北アルプスデビューの会員から、もはや何度来たか数えきれないベテラン会員までが集まり、同じテントでご飯を食べるというのが何より楽しいです。イタローには10人が車座になってご飯を食べられるジャンボテントがあり、我が家のようにほっとします。今回はBCなので食糧もいろいろと持ち込んで、ひつまぶしやら湯葉あんかけご飯やら、普段以上に豪勢でおなかいっぱいになりました!

湯葉あんかけご飯?溢れてます!

湯葉あんかけご飯?溢れてます!

初日は夜から雨。翌朝はしばらくテントで停滞していたものの、雨がやんだので8時過ぎから行動開始。奥明神沢から前穂を目指して登ります。多くのパーティーはテントで停滞しているようで、登っていたのはイタローパーティーと単独行の方のみでした。

奥明神沢はなかなかの急斜面

奥明神沢はなかなかの急斜面

山頂直下。風が強くて寒い。でも景色は最高。

山頂直下。風が強くて寒い。でも景色は最高。

2日目の夜は雪。3日目の朝も雪が舞っていて、雪崩も心配だったので西穂高沢の取り付きの偵察に留めることにしました。

一瞬現れた太陽

西穂高沢の取り付きあたり。一瞬現れた太陽。

スケッチが得意な会員は、岳沢からの霞沢岳などの景色をスケッチしていました。写真をパチパチ撮っているよりもじっくりと景色を見つけめているだけあって、鳥の形の雪型を発見していました。山にはいろいろな楽しみ方がありますね。

今回は強風でテントポールが折れるというハプニングがあったものの、応急処置の仕方を学び、これも良い経験になりました。

上高地に降りてくると観光客でいっぱい。大きなザックを背負っているのがなんだか不思議になりますね(笑)天候に恵まれたとは言えませんが、それでもピークを一つ踏めたことで、雪山初級者の会員にとって、大きな自信になりました!

お疲れ様でした!

お疲れ様でした!

会津駒ヶ岳 雪洞訓練(2016年3月27~28日)

投稿がちょっと季節外れになりましたが、3月末に雪洞訓練をやりました。今年は雪が無い!と、日本全国の山ヤは悲鳴をあげていましたが、イタローでも雪洞が掘れるだけの雪を求めて、会津駒ヶ岳に行ってきました。雪山を本格的に登っていくにあたり、緊急時に雪洞を掘ってビバークする技術や経験も必要ということで、雪洞経験者2名+未経験者6名の計8名が集まりました。
SONY DSCトイレのある登山口脇に駐車して林道を行くも、路面が見えているところもあり、この先、本当に雪洞を掘れるだけの雪があるか心配。林道の終点にある階段もこんなにむき出しになっています。その足元にはフキノトウが。(例年この時期のこの階段は雪に埋まっているらしいです)
OLYMPUS DIGITAL CAMERAそれでも駒ノ小屋より手前の標高1900mあたりにくるとたっぷりの雪で、なかなか良い感じ。少し斜面になっていて雪がたまってそうで、なおかつ登山者やスキーヤーの迷惑にならないところを探し、雪洞を掘るポイントを決めました。

雪はあったものの、中の方の雪はとても硬くてなかなかスコップの歯が立たず、腰が痛くなるし、膝も濡れてきます。でもやりだすと熱くなって結構夢中になってしまいました。(会社の仕事と違ってcriativeな仕事だからでしょうかw?)頑張れば頑張るほど快適な雪洞ができるし、どうせなら美しい「家」にしたい、という思いが働くようです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERARIMG1906そして、完成!掘り出すこと3時間弱。8人にはちょっと狭いですが、なんとか半ドーナツ状の雪洞ができました!!
SONY DSCろうそくに火を灯して雪洞内でお茶を飲みましたが、風は来ないし快適。十分な広さを作るのは大変だけど、8人で掘るとこんな立派なものができてしまうのか、仲間がいることによるパワーを改めて感じました。せっかくなので玄関にデコレーションをほどこし、みんなそれぞれに童心に返ってはしゃぎました。
SONY DSC素晴らしい残雪期の楽しみ方がわかったとともに、緊急ビバークすることになってもどうやって雪洞を掘るのか、ちゃんとイメージすることができるようになりました☆さぁ、あなたも雪洞が掘りたくなってきましたね(笑)??来シーズンはたくさん雪が降りますように。ちなみに天気は悪かったですが、ちゃんと会津駒ヶ岳の山頂にも行きました!ピークは大事です。

御岳山・日の出山ハイキング(2016年2月28日)

奥多摩の御嶽山、日の出山、三室山を通って吉野梅郷に下るコースで会員4名でハイキングに行ってきました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA現在、御嶽山ケーブルカーはメンテナンスで運休中なので、ケーブルカーの横の林道をてくてく登りました。4人中3人は御嶽山に来たことはあっても、ケーブルカー使わず登ったのは初めてとのこと。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAちょっと急な坂もあり、1時間ほどの登りは結構暑くなりました。ケーブルカーの駅のあたりは普通の集落になっていて、山を登ってきたのに里に下りてきてしまったようなちょっと不思議な感じ。味のある宿坊や旅館がたくさんあり、また泊まりに来たくなりました。昭和の素敵な香がするお店たちは、ケーブルカーがお休みのせいか、あまり開いていませんでした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA御嶽神社には立ち寄らずにロックガーデンへ。大きな天狗岩があり、鎖もついていたのでちょっと登ってみたい気がしました。ロックガーデンのあたりはゆるやかな渓谷と小川になっていて、落葉樹の明るい林がとても気持ちの良いところでした。夏に来ても楽しめそう。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA少し雪が残っているので滑らないように気を付けながら歩きました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAロックガーデンを一周した後、日の出山へ。皇太子さんが来たという東雲山荘もこの時期は閉まっていましたが、皇太子効果か、東雲山荘の前のトイレはロックガーデンのトイレよりもきれいでした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA途中、水仙の蕾が大きく膨らんでいるのを発見。下界は咲いているところもあるけど、こういう「もうすぐ咲くぞ」という状態もけなげで良いですね。

日の出山の山頂は名前の通り、日の出がよく見えそうな東に広く開けた展望のある頂上。少し霞んでいたものの、とても良い眺め。日当たりも良く、ベンチや東屋もあり、昼寝したくなる場所でした。振り返ると大岳山もはっきりと見えていたました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA日の出山からはぐっと人が少なくなった感じがして、疲れてきたせいもありちょっと長く感じました。梅の木峠を経て、三室山は巻道があったので山頂はパス。よく整備された道でとても歩きやすかったものの、ずっと下りなので足が疲れました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

山道はこの鳥居でフィニッシュ。御嶽神社の神域は広い!ここから吉野梅郷はもうすぐ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA吉野梅郷(梅の里公園)に着くと、ちょっと予想はしていたものの、梅は全然ありませんでした(数年前にウィルスが蔓延して全部伐採されてしまったそうです)。少しは残っているのかな?と期待していたのですが、、、。代わりにといっては何ですがミツマタを発見。つぼみもかわいい形だし、名が体を表し見分けがつきやすくていいですね。樹皮は和紙の原料になるそうな。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAそれから、梅公園の目の前のお寺「天澤院」に山野草ガーデンがあり、セツブンソウが見られました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA仕上げに、日向和田駅手前のお蕎麦屋さん「谷津」で、電車が来るまでの間、プチ打ち上げ。おでんをサービスしてもらえたし、店主もおもろいいい親父さんでした。そしてお蕎麦もとってもおいしかったです。ぜひまた立寄りたいです。吉野梅郷の復活も応援しましょう!

高水三山・陽だまりハイキング(2016年1月10日)

今回は会員6名が新春陽だまりハイキングとして高水三山に行ってきました。昨年入会したYさんが初めてリーダーとなって計画し、ベテラン会員のSさんがハイキング講座をしてくれて、楽しく行ってきたようです。(以下はYさんの報告を適当に編集したものです)

軍畑駅について準備運動の後、Sさんからコンパスの使い方と地図読みの仕方を教わり、みんなばっちり使えるようになりました。DSCN1393お天気も最高で、気持ちの良い里山歩きを満喫。高源寺に着いたところで、地図を見たら地図上に三つの卍マークがあり、どの卍にいるのかちょっと考えてしまいましたが、ここでさっき教わったコンパスを使ってみると、方向から現在地がわかりました!コンパスが使えるようになって嬉しい!

常福院でお参りした後、高水山(759m)に到着。山頂は眺望が良くなく、日影で寒いためもう少し進むことに。12:30に岩茸石山(793m)に到着。日がいっぱいの細長い山頂でお昼ご飯に最適!

DSCN1399さてここでもハイキング講座のポイント。お昼を広げる前に下山方向と出発時間を確認すること!なるほど、大事です。でも13:10に出発することにしたのに、結局はみんな食べ物を分け合ったり写真を撮ったりで、15分遅れで出発。時間の読みが甘かったかな?

おなかいっぱい、景色も楽しんだので、今回のもう一つの目的である日本酒のある澤乃井園を目指して出発!途中で小さい男の子二人連れの家族と出会い、急坂を一生懸命登るチビちゃんたちに元気をもらいました。

14:10に惣岳山(756m)に到着。杉で囲まれた山頂は青澤神社奥ノ院だそうです。ちょっと休憩して今度こそ澤乃井園へ。「関東ふれあいの道」はとても歩きやすい整備された道。登山道が終わると、そこからはiPhoneを頼りに進む。リーダーはお酒に誘われて自然と足早になっていました。。。

そしてついに、15:40に澤乃井園に到着!御岳渓谷沿いで素晴らしいロケーション!川沿いの庭園の円形テーブルに、それぞれ日本酒、地ビール、もつ煮、豆腐などを楽しみました。ここでもSさんからのワンポイントレッスン。帰りの電車を調べて出発時刻をみんなに知らせること。当たり前かもしれないけど、大事ですね。ついつい酔っぱらって時間を忘れちゃうなんてことが無いように☆

楽しいコースで、新緑の頃にまた来たいと思いました。今年はもっと自分で行きたい山を探して計画して行けるようになりたいです♪みなさん、またよろしくお願いします!

南アルプス・仙丈ヶ岳(2015年12月29日〜31日)

2015年の年末は「南アルプスの女王」とも言われる仙丈ヶ岳に登りました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

初日は戸台から河原を歩いていきます。朝日が眩しいです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

途中、凍ってツルツルの丸木橋を渡るところがあります。意外と緊張しますね。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

きつい八丁坂を越え、ようやく北沢峠に到着しました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

北沢駒仙小屋のテン場です。今回はここに幕営です。すでにテントでいっぱいです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

初日はここまで。明るいうちからもう、酒盛りです。また楽しい非日常が始まりました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

皆で持ち寄った食材で鍋に舌鼓。テントの外は冷え込んでいますが、あったまります。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

温まった体には冷えたゼリーがとても心地よいデザートとなります。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

翌日も素晴らしい天気です。朝日が眩しい。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

きつい登りを終え稜線に上がり、小仙丈ヶ岳から目指す仙丈ヶ岳とカールを眺めます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ここからは日本の標高1〜3位の山が揃って観れるのです。知ってました?
左から富士山ー北岳ー間ノ岳です。ゴージャスな眺めです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

あちらは鳳凰三山。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

背後には甲斐駒ケ岳。こんな夢のような景色が目の前にひろがっているのです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そしてとうとう山頂に到着しました。やりました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

素晴らしい登頂に全員興奮気味です。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

トップ3を足元にみんなで「トカゲ」です。冬の3000m越えの頂で1時間も寛いでしまいました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

で、テントに戻ってきました。最高の天気で登れたこともあり、ビールで祝杯です。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

しかも夕食は牛肉たっぷりのすきやきです。重い食材を担いで来た労が報われます。
因みに私たちは山での食事に妥協することはありません。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

夢のような登頂の翌日最終日、晴天の下を戸台へ向けて下山です。今年一年の山行をリフレクションしつつ、各々新年を迎える家路につくのでした。よいお年を。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

北八ヶ岳・天狗岳ピークハント(2015年12月19~20日)

会員3名で雪の天狗岳に行ってきました。渋の湯から黒百合平経由の方が一般的のようですが、混雑を避けるため唐沢鉱泉から西尾根ルートで行ってきました。朝出て10:30頃唐沢鉱泉に着くと、10台ほど車が停まっていました。この土日は全国的にも天気が良く、最高の山日和でした。OLYMPUS DIGITAL CAMERAしばらく針葉樹林の登り。今年は雪はあまり無いようで、道もはっきりしていて特に苦労せず登って行きます。第一展望台に来ると急に視界が開けて、八ヶ岳の山並みや南アルプスなどもよく見えます!OLYMPUS DIGITAL CAMERA針葉樹が絵に描いたクリスマスツリーのように、重たげに雪をかぶって、さらにつららのオーナメントまでつけています。OLYMPUS DIGITAL CAMERA第二展望台はさらに赤岳や阿弥陀岳が近づいてきてかっこいい!他にいいテント場がなく、もう人も来ない雰囲気だったのでここにテントを張ってしまいました。O赤岳をピンク色に染めて夕陽が沈んでいきます。OLYMPUS DIGITAL CAMERA翌朝も快晴!雪のついた岩場はアイゼン(クランポン)をつけて慎重に登って行きます。澄んだ空気に影天狗もくっきりと出ていました。kagetengu後ろの白いのは御嶽山のようです。遠くに諏訪湖も見えました。OLYMPUS DIGITAL CAMERA一瞬雲かと思ったけど、北アルプスが白く輝いていました。OLYMPUS DIGITAL CAMERA無事に登頂!さすがに山頂は風が強かったですが、一点の曇りもない気持ちのいい空でした。OLYMPUS DIGITAL CAMERA東天狗に向かいます。この時間、西天狗から東天狗に向かうのは私たちだけでしたが、東天狗から来る人はたくさんいます。このあたりで元イタロー会員の方にばったり遭遇しました。時々ホームページを覗いてくださっているようで嬉しかったです。またイタローにも顔を出してくださいね!OLYMPUS DIGITAL CAMERA帰りの下り道は特に慎重に、でも景色がきれいなのでそちらに気を取られそうになります。第二展望台にデポしていたテントを回収して下ります。風が無いため、のんびり景色を眺める余裕もありました。O下山後は唐沢鉱泉に入浴してのんびり帰ります。帰り道、こんなに眺めのいいところを発見!緑屋根の建物も素敵でした。あー、別荘を建てたいです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA今年の冬は雪が少ないようだし、素晴らしい天気のおかげで雪山入門者の私にとっても厳しい思いをせずに山行を楽しむことができました。毎回こんなに恵まれることは無いでしょうが、年の瀬にとても良い山行ができました。

日和田山・岩登りトレーニング(2015年11月28日)

西武線高麗駅からすぐのところにある日和田山は、岩登りトレーニングに最適な山で、イタローメンバーもかなりの頻度で出没しています。もっぱらトレーニング場所となっているためか、山行回数の割に、あまりイタローホームページでは紹介していない気がしたので、時には写真を載せてみます。

秋晴れの天気でしたが、午前中は岩が冷たくて、登っているとちょっと手の感覚がなくなりそうでした。風がなかったので岩のてっぺんはポカポカで気持ちよかったです。

P1010193たくさんの人が岩にとりついていて、パッと見は空いているところなどなさそうに見えましたが、上達のためには「飲み屋の”のれん”をくぐるように他グループのロープをかいくぐって」やらないといけないようです(笑)もちろん、交代しながら譲り合いながら、接触しないよう十分気を付けて。

今回はイタロー会員5人と別の山岳会の方1人の計6人でした。2人ずつに分かれ、それぞれのレベルでトレーニングします。

日和田2回目の私には、毎週日和田に通っているベテランさんについてもらい、セカンドやトップロープでいろいろなルートを登らせてもらいました。下から見上げると全然登れそうにないところを、いろいろヒントをもらいながら、なんとか上まで辿り着けたときにはとても気持ちが良かったです。

P1010203P1010206こちらは「松の木」というルートにチャレンジ中。昔このルートには松の木が生えていたそうです。

P1010197男岩のてっぺん。なんとか登れましたが、へろへろです。でもアドレナリンが出るのを感じましたー!明るくていい眺めで清々しい気持ちになります。

P1010210もっと登れるように、トレーニング頑張りましょう!

 

西上州・表妙義縦走(2015年11月1日)

低山の紅葉も真っ盛りの11月始め、ハイキングコースとしては最難関といわれる表妙義の白雲山〜バラ尾根〜鷹戻しを縦走してきました。

登山者用駐車場から見上げた白雲山。「大の字」は葉の影で隠れちゃいました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

妙義神社へ向かう車道には猿たちが。人を恐れる様子もなく、民家の軒先の柿を食べたりしています。
PB012384

長い石段を登り、山門をくぐって登山口へ向かいます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

最初の鎖場。まずはウォーミングアップというところでしょうか。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「大の字」に到着です。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

麓の景観が素晴らしい。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ここから向かう白雲山の稜線が秋空に映えます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

一般コースを離れ、上級登山道へ入ります。「キケン」の文字に気がひき締まります。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

急な鎖場が始まります。足場がしっかりしているのでなるべく足で登り、腕力を温存します。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

いくつもの鎖場を超え、どんどん高度を上げていきます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

見晴に到着。両側は切れ落ちていて高度感は満点です。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

手を離せば全てを忘れた世界へ行けます。低山とはいえ、この高度感はすごい。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

その後もいくつもの難所を超え、「大のぞき」に到着。ここからは浅間山が見事です。浅間山はきょうはお休みのようです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

天狗岩を超え、白雲山のピークの一つである相馬岳に到着。表妙義の最高点です。二等三角点(相馬ケ岳:1103.79m)があります。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

金洞山の向こうに荒船山、さらにその向こうに八ヶ岳連峰が全山見通せます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

再び鎖場の連続を下降し、「バラ尾根」を経て「鷹戻し」へ向かいます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

緊張の連続の途中、美しい紅葉と展望に癒されます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

いよいよ「鷹戻し」のハイライトである難所へ向かいます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

腕力で一気に登れないこともないのですが、ここは安全第一を考え、ロープを出して登ります。日頃のロープワークの練習が生かされます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

鎖は設置されてはいますが、足元は谷底まで切れ落ちています。ロープをつけている安心感は絶大です。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

張り出した岩の上でもこの余裕(笑)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

越えてきた白雲山です。いつの間にか西陽になっていました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

下山を開始しますが、その後もいくつも難所が続きます。そう簡単に下山させてはくれないようです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ようやく一般登山道に合流です。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

おなじみの第四石門です。一日中緊張の連続でしたが、ハイキングルート最難関を堪能できた一日でした。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

飯豊山地・朳差岳(2015年9月20~22日)

シルバーウィークを利用して山形・新潟県境の朳差岳(えぶりさしだけ)に行ってきました。前日の車移動(休憩込み)で7時間近くかかりました。。。やっぱり山形は遠い。

飯豊山荘の丸森尾根登山口から入ります。飯豊山荘の駐車場は満車だったけど丸森尾根はあまり人気はなく、小雨の中、急登を進みます。
IMG_2517天気はだんだん回復していき、地神北峰に着くと視界が突然開けて、頼母木山方面は紅葉に染まっていました!紅葉なんてまったく期待していなかったのに、やはり東北の秋の訪れは早い。

IMG_2542IMG_2564頼母木小屋はすでにたくさんのテントが張られていましたが、なんとかトイレの目の前の位置を確保。でもここのトイレはバイオトイレできれいだし匂いもありませんでした。さらにこの小屋は沢から汲み上げられた水が蛇口からじゃんじゃん流れていて、キンキンに冷えたビールも売られていました。そしてイタローのジャンボテントはひときわ目立っていました。6人で一つのテントに一緒にいられるというのは楽しい。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAIMG_2702 - 繧ウ繝斐・ (2)2日目は頼母木小屋から朳差岳へのピストン。荷物も軽い上に、快晴の天気。スキップしたくなります。朳差岳の南にある鉾立峰はなかなか急でしたが、草花やバッタやカタツムリなどに癒されながらゆっくり登ります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAEverybody!朳差!

IMG_2646 - 繧ウ繝斐・ (2)頼母木小屋の管理人さんから、朳差岳山頂から前朳差岳方面に少し下った先に長者平という、池塘のある素晴らしい草原があるとのことで、そちらまで足を延ばしました。
IMG_2667朳差岳をバックに人文字。わかるかなー?「えぶり」の字は木へんに「八」が正しいそうですが、フォントによっては木へんに「入」になってしまうものもあるようです。IMG_2669 - 繧ウ繝斐・ (2)

001(2)飯豊山地や蔵王、朝日連峰をぐるっと見渡すことができ、膝丈で金色に染まった優しい草むらと美しい水をたたえた池塘が極上の楽園に思えました。この場所は数年内に自然保護のため立ち入り禁止になるかもしれないとのこと。今来れてよかった、と心底思いました。

この日は昼過ぎからテント前でおしゃべりをしたりゲームをしたり昼寝をしたり、ゆったりと過ごせました。また、昨夕よりもさらに美しい夕陽にも出会えました。

SONY DSCSONY DSC 夕陽は佐渡島に落ちて行きました。

IMG_27243日目は地神山に戻って門内岳まで行きました。こちらの尾根も紅葉が美しく、起伏もそれほどないのでルンルンです。

IMG_2763門内小屋でUターンし、梶川尾根から飯豊山荘に下山しました。梶川尾根は丸森尾根よりもさらに急で、ここを登るのはあまり想像したくない感じでした。。。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA飯豊はどこも急登ばかりで、なかなか甘くないようです。それでもその先にあの幸福な尾根や草原や池塘があるかと思うとなかなか奥深く、どんなに急登でも、東京から遠くてもやっぱりまた来たいと思いました。いい天気とテント場に恵まれ、とても充実した至福の山行となりました。